アパート・マンション等の気密性の高い住宅では、大型湯沸器やふろがまを使いながら、換気扇を回さないでください。

室内に排ガスが逆流して、CO(一酸化炭素)中毒を起こすことがあります。

給気口はあいていますか?
使用中、給気口があいていないと空気が不足して、CO(一酸化炭素)が 発生し中毒事故の起きる可能性があります。

燃焼器具を使っていて、頭痛・吐き気を感じたことはありませんか。

ただちに使用を中止して、窓を開け換気してください

しばらく使っていない排気筒内に、鳥が巣をつくっていませんか。

巣が排気を妨げてしまい、不完全燃焼を起こすことがあります。

排気筒が壊れていたり、物等で塞がれたりしていませんか。

台風などで排気筒が壊れた場合、ただちに販売店にご連絡し、改善してください。

排気筒が物などで塞がれてしまうと、排気を妨げ不完全燃焼を起こすことがあります。こまめに整理をしてください。

小型湯沸器を使用するときは、忘れずに換気しましょう。
小型湯沸器は、こんろの3~4倍のガスを消費するので、たくさんの空気を必要とします。

小型湯沸器から直接おふろへの給湯やシャワーとして使用しないようにしましょう。

小型湯沸器は長時間使用すると大変危険です。食器洗いなど、台所専用として使いましょう。





ときどき、排気部の点検をしましょう。

排気部がホコリや油で目詰まりすると、不完全燃焼を起こすことがあります。 販売店に連絡して点検してもらいましょう。また、ふきん等を排気部の上に置かないようにしましょう。

不完全燃焼防止装置付き小型湯沸器

換気不良などで不完全燃焼を起こす前に自動的にガスが止まります。

屋外設置式給湯器

燃焼器具が屋外に設置されているため、室内の空気を汚しません。 どうしても屋外に設置できない場合は、強制給排気式(FF式)瞬間湯沸器をおすすめします。

CO警報器

万が一に備え、CO警報器を設置しましょう。CO警報器は天井近く(30cm以内)に設置してください。 CO警報器を取り付けると、排ガスの逆流や給気不足で発生したCOをキャッチし、ブザーで知らせます。安全な燃焼器具に取り替えるまでの間、CO警報器の設置をおすすめします。

CO(一酸化炭素)の人体に及ぼす影響

LPガス自体には毒性はありません。しかし、不完全燃焼を起こすとCOが発生します。COは、きわめて強い毒性をもっており、その物性は空気とほぼ同じ比重で、無色・無臭のためほとんど存在に気がつきません。わずかでも吸い込むと中毒を起こし、死につながります。


※たとえ0.01%であっても幼児などの場合では、数時間でけいれんを起こすこともあります