あなたの家のLPガス容器まわりにこんな設備はありませんか?

圧力調整器とガスメータを接続しているゴム管は耐候性が弱く、ガス給湯器などガス消費量の大きい供給には不適切です。
平成12年4月1日以降は、供給設備側(容器からガスメータまで)にゴム管は使用できなくなりました。

LPガスの設備から火気までは、2m以上の距離が必要です。ガス給湯器やエアコンの室外機も火気とみなされます。写真のような場合はガス給湯器とガス容器の距離が近すぎます。2m以上の距離が取れない場合は、火気をさえぎる処置が必要となります。

容器の転倒防止用の鎖の位置が低く、地震等の災害で容器が転倒し、圧力調整器や配管などの折損の恐れがあります。
転倒防止用の鎖は、容器の背丈の3/4の位置に頑丈に取り付けてください。連結用高圧ホースがLPガス容器の増設用として使用されています。



複数の容器を集合する時は、高圧集合装置で集合・固定するのが適切です。
連結用高圧ホースによる容器の増設は、LPガスの再液化や液移動等により容器の安全弁からガスが噴き出すなどのトラブルにつながる恐れがあります。

LPガス容器の転倒防止鎖が容器バルブに引っ掛かっています。この状態でLPガス容器が転倒した場合、容器バルブが衝撃で折損し、ガスが噴き出す恐れがあります。

圧力調整器や供給管などに腐食が発生しています。腐食が進むとガス漏れの恐れがあります。

ガスメータの使用期限が切れています。使用期限が切れると、本来の目的である計量能力が低下する傾向があります。
最近のガスメータは、計量とともに保安機能を搭載した安全・安心なガスメータになっています。

調整器の最終製造年は1984年(昭和59年)です。写真の調整器の使用期間は18年以上ということになります。調整器の長期間の使用は、調整圧力の不安定化、容量不足、ドレンによる可動部が固着などのトラブルの恐れがあります。

写真の調整器の製造は1982年(昭和57年)で、20年以上も使用されています。
またゴム管も使われていますが、平成12年4月1日以降は、供給設備側(容器からガスメータまで)にゴム管は使用できなくなっており、法律違反となります。

期限管理の下げ札がオレンジ色で、期限切れになっています。下げ札は期限によって色分けされており、オレンジ色の期限は1996年(平成8年)になっています。

交換期限の年が表示されたシールや下げ札は供給設備に貼付されています。
シールの例

 標準型   ・  高性能型  ・  ガスメータ

下げ札の例
下げ札は交換期限年によって
色分けされています。
1996年/オレンジ 1997年/白 1998年/緑 1999年/水色 2000年/赤 2001年/グレー 2002~2004年/深緑

※交換期限を過ぎたものは、経年劣化により性能、機能等が低下し、供給機器の使命が果たせなくなります。
交換期限管理のシールや下げ札のついていない供給機器または交換期限を過ぎたものは、ガスメータ検針票またはガス料金領収書に記載されているLPガス販売店へご連絡いただき、シール・下げ札の貼付、供給機器の交換をご用命ください。LPガス販売店の対応がない場合は、市町村役所等行政機関までご通報ください。